小児歯科
お子様の歯について
「乳歯は虫歯になっても、後から永久歯が生えてくるからさほど問題ないですよね?」とお母さんに相談を受けることがありますが、決してそのようなことはありません。乳歯でも、歯と歯の間が虫歯になれば、その分歯と歯の距離が縮まりますので、歯並びが悪くなり、結果的に永久歯の生えるスペースが不足し、将来的に永久歯がしっかり並びません。
又、歯の根元まで影響が出るほどの大きな虫歯が発生した場合、その下で成長しつつある永久歯が健全に育たず、奇形歯になることさえありえます。
更には虫歯になることにより、食べ易い柔らかいものを好み、そこを避けるように食事をし、片がみになることで顎の成長にさえ影響を及ぼしかねません。こういったことから乳歯とはいえ決して、いい加減な管理は許されないと思います。
私共の歯科医院では虫歯の予防処置はもちろんですが、もし虫歯になった場合もレーザーとフッ素を応用し虫歯進行を抑制し、場合によっては詰め物や根の治療が必要になることもありますが、並行して虫歯になるような生活環境(歯ブラシの回数、ご両親の仕上げ磨き状況など)、食生活環境(おやつの時間、おやつの種類、量など)、家族構成(2世帯家族などではお孫さんの可愛さゆえに思わずお菓子を与えてしまう)などを考慮、改善に努めます。
大人の治療でも同じことが言えますが、虫歯等を治療しただけでは何の意味もなく、今後そういった疾患にかからないような環境改善を行わなければ、数ケ月後に同じことの繰り返しとなってしまいます。
何しろ一番大事なのは子供が歯医者って嫌な所と感じるのではなく、楽しくて、幼稚園や学校のように思わず行きたくなる場所になることだと思いますので、コミュニケーションを図れるようになるまで少し時間をいただくこともありますが、
「バイバイ、先生また来るね」
と笑顔で言われることを目標に頑張っております。
乳歯から永久歯へ
乳歯は生後6ヶ月くらいから生え始め、2歳半位までの間に全ての乳歯が生え揃います。上顎に10本、下顎に10本、合計20本の乳歯となり、通常歯科では A~Eで表記し、中心の前歯をA、奥に行くにつれてB、C、D、Eとなります。つまり上下左右でAが4本、Bが4本、Cが・・・で計20本。
生える順番としては、下A→上A→上B→下B→上D→下D→上C→下C→下E→上Eです。
生える順番としては、下A→上A→上B→下B→上D→下D→上C→下C→下E→上Eです。

それに対して永久歯はA~Eではなく1~8で表示し、1が真ん中の前歯、奥に向かって2、3、4・・・8が親知らずとなり合計36本。通常永久歯は6歳前後に崩出が開始され、下顎1番(下顎中切歯)又は下顎Eの後方に6番(下顎第1大臼歯)が生え、6番は俗に6歳臼歯とも言われます。6 番は最も早く生える大臼歯で、汚れが付着しやすく、磨きにくいため早期に虫歯になる可能性が高い歯となり、又生えたての永久歯は溝が深く、軟らかくもあるため注意が必要です。
生える順番としては下1もしくは下6→上6→上1もしくは下2→上2→下3→上4→下4→上3→上5→下5→下7→上7→下8→上8となります。多少前後はしますが、8番親知らずが20歳過ぎに生えて終了となります。
なにしろ生まれてから死ぬまで無駄な歯というのはありません。よほど親知らず等が明後日の方向に生えていて機能しない、又は他の歯に影響があるという状況でない限り、全ての歯がそれぞれの仕事をして1つの噛み合わせを構築し、健全な状態といえますので、1本1本を大事にしなくてはなりません。
悲しい現実ですが、我々歯科医師の仕事とはトラブルを起こした歯の代価治療でしかないと思います。なぜなら、虫歯により欠損してしまった部分を金属にしろ、プラスチックにしろ修復したとしてもあくまでもそれは人工物であり、決してご自分の歯の細胞により元の状態に回復したわけではないのですから。
たまに患者様に言われることですが、
「別にいいよ、無理して治療しなくても、痛くなければ。だって入れ歯とかインプラントにすればどうにかなるでしょ?」
という患者様がいらっしゃいますが、よく考えてみてください。あなたは自分の指を失っても平気で、
「いいよ義手があるでしょ」
と言えるでしょうか?貧富の差と健康保険制度がないため格差ははっきりしていますが、欧米諸国の歯に対する意識は非常に高く、歯を大事にし、健康に対する意識が高いのに対して、日本においては体への気遣いは高いものの、歯に対する意識はまだまだのところがあります。保険制度自体が疾病に対するものなのに対して、予防に対しては保険適応外というのが弊害にはなっていると思われますが、上記の環境改善と日頃のブラッシングを徹底するだけでも、大きく予後が変わりますので、まずは自分の口の中を観察するところから始めてみてはいかがでしょうか?
生える順番としては下1もしくは下6→上6→上1もしくは下2→上2→下3→上4→下4→上3→上5→下5→下7→上7→下8→上8となります。多少前後はしますが、8番親知らずが20歳過ぎに生えて終了となります。
なにしろ生まれてから死ぬまで無駄な歯というのはありません。よほど親知らず等が明後日の方向に生えていて機能しない、又は他の歯に影響があるという状況でない限り、全ての歯がそれぞれの仕事をして1つの噛み合わせを構築し、健全な状態といえますので、1本1本を大事にしなくてはなりません。
悲しい現実ですが、我々歯科医師の仕事とはトラブルを起こした歯の代価治療でしかないと思います。なぜなら、虫歯により欠損してしまった部分を金属にしろ、プラスチックにしろ修復したとしてもあくまでもそれは人工物であり、決してご自分の歯の細胞により元の状態に回復したわけではないのですから。
たまに患者様に言われることですが、
「別にいいよ、無理して治療しなくても、痛くなければ。だって入れ歯とかインプラントにすればどうにかなるでしょ?」
という患者様がいらっしゃいますが、よく考えてみてください。あなたは自分の指を失っても平気で、
「いいよ義手があるでしょ」
と言えるでしょうか?貧富の差と健康保険制度がないため格差ははっきりしていますが、欧米諸国の歯に対する意識は非常に高く、歯を大事にし、健康に対する意識が高いのに対して、日本においては体への気遣いは高いものの、歯に対する意識はまだまだのところがあります。保険制度自体が疾病に対するものなのに対して、予防に対しては保険適応外というのが弊害にはなっていると思われますが、上記の環境改善と日頃のブラッシングを徹底するだけでも、大きく予後が変わりますので、まずは自分の口の中を観察するところから始めてみてはいかがでしょうか?
| 乳歯 | 永久歯 | |||||
| 名称 | 表記 | 放出時期 (年・月) |
後継永久歯名称 | 表記 | 崩出時期 (年・月) |
|
| 上顎 | 乳中切歯 | A | 0・10 | 中切歯 | 1 | 7・03 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 乳側切歯 | B | 0・11 | 側切歯 | 2 | 8・05 | |
| 乳犬歯 | C | 1・06 | 犬歯 | 3 | 10・10 | |
| 第1乳臼歯 | D | 1・04 | 第1小臼歯 | 4 | 10・00 | |
| 第2乳臼歯 | E | 2・05 | 第2小臼歯 | 5 | 11・01 | |
| 第1大臼歯 | 6 | 6・08 | ||||
| 第2大臼歯 | 7 | 13・03 | ||||
| 第3大臼歯 | 8 | 17・04 | ||||
| 下顎 | 乳中切歯 | A | 0・08 | 中切歯 | 1 | 6・03 |
| 乳側切歯 | B | 1・00 | 側切歯 | 2 | 7・03 | |
| 乳犬歯 | C | 1・07 | 犬歯 | 3 | 10・02 | |
| 第1乳臼歯 | D | 1・05 | 第1小臼歯 | 4 | 10・02 | |
| 第2乳臼歯 | E | 2・03 | 第2小臼歯 | 5 | 11・04 | |
| 第1大臼歯 | 6 | 6・05 | ||||
| 第2大臼歯 | 7 | 12・05 | ||||
| 第3大臼歯 | 8 | 17・03 | ||||



