歯ぎしり・食いしばり

歯軋り

歯軋りは多かれ少なかれ、どなたにでもあります。その原因は、ストレスや体の疲労、不正な噛み合わせ等様々なものがあります。それではなぜ歯軋りがよくないことなのでしょうか?

まれに起こる歯軋りはほとんど問題はありません。最近の研究データで歯軋りをすることにより、ストレスを睡眠中にリセットする事が判明し、無理に押さえ込まないほうが体のためには良い、という研究結果が海外で発表されました。

しかしながら、毎日のように繰り返される歯軋りは、歯や顎関節に多大な影響を及ぼします。過剰な力が夜な夜な繰り返されるため顎は疲労し、歯は擦りあわされる事により磨耗し、更には歯の根を支えている顎の骨がすり鉢状に吸収してしまいます。その結果、歯が段々動揺してきていずれは抜歯に至る場合もあります。特に歯槽膿漏を患っている方は、元々顎の骨が少なくなってきているのでそこに歯軋りの力が加わると、急速に顎の骨が吸収されてしまいます。

歯軋りが実際にあるかどうかを判別するには、(どなたかに指摘されれば一番明確ですが・・・)朝目覚めたとき、顎の辺りが重苦しい感じや、歯が浮いているような感じがある時は寝ている間に歯軋りが行われている可能性があります。又、歯科医院に来院していただければ、歯の磨耗状態等を確認してどのくらい歯軋りしているか判別可能です。

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治療法

結果から申し上げると歯軋りをストップさせる術はほとんどありません。明確な原因が判断できればストップすることも可能かと思われますが、ほとんどの場合様々な要因が複雑に絡んでその結果歯軋りが生じていると思われます。

そこで治療として、歯軋りをストップするのではなく、マウスピースを夜間装着し、歯軋りにより歯や顎関節に負担がかからないようにする対症療法が主な治療となります。

このマウスピースは保健の範囲で作成可能で、一般的な3割負担の方で¥5,000前後です。

上の歯にシリコン製のマウスピースを装着した写真です。
夜間就寝時のみ装着します。

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食いしばり

人間は何か重いものを持ち上げたり、スポーツをして瞬間的に力を出したい時などに歯を食いしばります。しかし不必要に絶えずくいしばっていると、上記の歯軋りと同じようなトラブルが生じます。意外と気づかないもので、例えばパソコンに集中したり、運転中だったり、包丁を握って料理をしているときだったり、と様々な時にやたらとくいしばる方がいます。これは有意識の状態でのことですので、自分で意識さえしていれば止めることが可能です。何かに集中したあと顎が疲れたようなだるい感じがある方は要注意です。

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ブログ ~医師のひとり言~