インプラント治療法

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スプリットコントロール

骨の高さは十分にあるのに、骨の幅が薄く、インプラントの埋入が厳しいということがあります。こういった場合に行われるのがスプリットクレストです。小さなディスクを使用して、骨に切り目を加え、細い器具を挿入し、ゆっくりと骨を押し広げるように拡大し、順次太い器具に交換しながら、インプラントが挿入できる骨幅になるまで拡大して埋入する方法があります。主に上顎に行う処置ですが、稀に下顎にも適応可能となります。 ※上顎と下顎では骨質が異なり、上顎はやわらかく、下顎はかたい、かたい骨に無理に拡大する力を加えると、骨折してしまうため、あまり、下顎に適応することはありません。

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ソケットリフト

上顎にインプラントを行う際、問題の1つとして上顎洞があります。上顎洞とは顔の両側、頬骨付近の空洞のことです。ここは鼻と交通しており、鼻から吸った空気が上顎洞内に入り、空気中の汚れを取り除き、また、冷たい空気を温めてから肺に送るための場所です。ここが炎症を起こすと、俗にいう蓄膿症になり、専門的に上顎洞炎といいます。この上顎洞の底部は臼歯の根元に近いことがあり、根元の病気を放置していると上顎洞炎になることもあります。ちなみに、鼻に原因があった場合、鼻性上顎洞炎、歯が原因の場合、歯性上顎洞炎と分類されます。 

そこで本題に戻りますが、インプラントを植立する際、上顎洞が近く、そのままドリリングを行うと、洞内に突き抜けてしまう可能性がある場合、洞底ぎりぎりまでドリリングを行い、洞内粘膜(これをシュナイダー膜といいます)だけを挙上し、そこにβ-TCP(人工骨)等を填入することにより、骨に高さをかせぎ、そこにインプラントを埋入する方法があり、これをソケットリフトと言います。骨頂部から洞底部までの距離により。オペができない事もありますが、1つのオプションとして、有益な方法と言えます。

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抜歯即時インプラント

今、抜歯せざるを得ない歯があるとして、この歯を抜歯し、その後インプラントによる回復を考えた場合、抜歯後、傷口の治癒がみられ、又、骨の回復がある程度見込める時期になってからでないとインプラント処置はできませんでした。
しかし、最近では抜歯即時インプラントという抜歯をしたその日のうちに抜歯した穴にインプラント処置を行うことが可能となってきました。これにより、患者様の治療に費やすトータルタイムの短縮が見込めます。
また抜歯を行うと、その部分の骨は吸収し、骨の幅、高さの減少が起こります、よって抜歯した部分が治癒してからインプラントを植立しようとすると、難易度の高いケースとなる場合があります。そして、審美領域(前歯の特に見た目も重要な部分)においては、骨吸収により、周りの残っている歯とのバランスがくずれ、例えインプラントが植えられたとしても最終的な被せ物の調和がとれず、機能はするけど見た目がいまいちといったことが起こりかねます。そういった観点から、抜歯即時インプラントはインプラントが入る事により骨吸収を防ぎ、より良い状態での回復が可能となります。

しかし、全ての抜歯対象の部位に対して行えるわけではありません。進行度が強く顎の骨が著しく吸収している歯周炎や、大きな根元の病気などがある場合、抜歯即時ではなく抜歯待時、つまり抜歯後、骨の再生が確認できてからのインプラント埋入となります。

抜歯即時インプラントの補足として、抜歯した穴にインプラント体がぎっちりマッチするわけではないので、穴とインプラント体とのギャップを埋めるために β-TCPという骨補填材を使用します。

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