インプラントの種類・流れ

インプラントとは

インプラントとは歯を失った部位にチタン製の人工歯根を埋め込むことにより、部分入れ歯や周りの歯を削って繋げて被せるブリッジとは違い、周りの歯に負担をかけずにご自分の歯のように機能を回復する処置です。

インプラントの処置が終了し2ヶ月後に型取りをし、作成された最終的な被せ物

インプラントの最終的な被せ物がセットされた状態

インプラントキット

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インプラント治療の流れ

インプラントを埋める予定の部位

 STEP1  麻酔

インプラントを挿入する部位に麻酔を行います。

インプラントを骨の中に埋めた状態

 STEP2  切開・ねじ切り

慎重に歯茎を切開した後、インプラント体を挿入する部分の骨に穴を掘りねじ切りを行います。
(写真手前はインプランをを植えた状態)

縫い終わった状態

 STEP3  インプラントの挿入

インプラントを挿入し、歯茎を縫合し終わった状態です。 この後1.5ヶ月から3ヶ月このまま骨とインプラント接着するまで放置します。

傷口が治った状態

 STEP4  土台装備・型取り

縫合した傷が治癒し、インプラントに蓋をつけてる状態です。この後ここに土台となる部分を装着し、型取りをします。

かぶせ物を入れた状態

 STEP5  完成

最終的な被せ物を装着した状態です。かぶせ物は金属や白い被せ物など何種類かあります。この後は年に1~2回のリコールを行いメンテナンスを行います。

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インプラント治療と種類

インプラントと一言で言っても、世界中に色々なインプラントを作っている会社があり、その表面性状の違いによりHA(ハイドロキシアパタイトコーティング)インプラントとチタンインプラントに大別されます。チタンインプラントは現在主流のインプラントで、多くの医院で使用されています。HAインプラントは表面にハイドロキシアパタイトをコーティングしたインプラントで、より強固に骨とくっつくことが可能とされ、以前から市場に流通はしていたのですが、後々ハイドロキシアパタイトコーティングが剥がれ落ちる、インプラントが脱落すると言われるようになり、敬遠されがちでした。しかし、最近の技術向上に伴い、ハイドロキシアパタイトコーティングが強化され、ここ数年ハイドロキシアパタイトインプラントを使用するDrが急速に増えております。 

ちなみにハイドロキシアパタイトとは骨や歯を構成する成分のひとつで、これがインプラントにコートされているということは、骨への接着が非常に強いということです。
なお、チタンインプラントにおける骨との結合様式をオッセオインテグレーションといい、電子顕微鏡レベルではインプラント体表面と骨との間にはわずかな隙間が見られる一方、ハイドロキシアパタイトインプラントはバイオインテグレーションという結合様式をとり、インプラント体と骨との間に間隙が見られないそうです。 

私自身が長期にわたって、ハイドロキシアパタイトインプラントを検証してきたわけではないので、あまり偉そうなことは言えませんけど、ハイドロキシアパタイトインプラント関係のセミナーを数多く受講し、また自分自身でもハイドロキシアパタイトインプラントを使用した限り、強固にインテグレーションしますし、現在良好に患者様にお使いいただいております。

ただし、あくまでも私個人の意見ですけど、元々使用していたノーベルバイオケア社のチタンインプラントのほうが簡便というか、術式やキット自体の取扱が簡単だったと思います。まぁこの辺は患者様にあまり関係のない話かもしれませんけど・・・ 

電顕写真での
バイオイングレーション像

電顕写真での
オッセオインテグレショーン像

HAインプラント用基本OPEキット

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インプラントOPEの回数による分類

インプラントの手術法には1回法と2回法というのがあります。
まずインプラント処置を行う際、歯牙の欠損している部分の診査から始まり、レントゲン、CT撮影後、問題なくその部位にインプラントが埋入できるという診断後、初めてオペ開始となるわけですが、まずインプラント窩というインプラントが入る穴を形成し、インプラントを植立、ここで歯肉を閉鎖せずに、インプラントの頭の部分を出した状態で、骨とインテグレーションするのを待ちます。(ここまでが1次Opeといいます)
約1.5かヶ月~3ヶ月後骨とインテグレーションが得られたらば、土台を作製し、型取りをして、歯牙の形をしたものを被せていきます。これが1回法です。

2回法は上記のインプラント植立の際、歯肉を閉鎖創にして、インテグレーションを待ち、1.5ヶ月~3ヵ月後にもう一度歯肉を切開し、頭出し作業を行い、(この作業を2次Opeといいます)土台作製に移行する方法となります。
1回法は2度切開をしないというメリットはありますが、インテグレーションを待つ間に感染のリスクが高いというデメッリットがあります。2回法はその点で 2度切開しなければなりませんが、感染のリスクが低いということになります。私個人としてはほとんど場合2回法を選択しております。

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インプラント動画 1回法手術

インプラント手術には1回法と2回法の2種類があります。

インプラントを骨の中に挿入し、歯茎から頭を出した状態で縫合。2~3ヶ月後そのまま土台を装着し、型取りを行い、最終的な被せ物を装着します。1度しか切開をしませんので、患者さんの負担が少ないのですが、インプラントを挿入する際35N(ニュートン)で締め付けが可能な状態でなければ適応できません。

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インプラント動画 2回法手術

インプラントを骨の中に挿入し、骨の中に完全に埋めた状態で歯茎を閉じ、2~3ヵ月後その部位に切開を加えて、頭だしを行い、ジンジバルカフという土台を装着、その土台の周りを縫合。1~2週間後最終的な型取りとなります。1回法に比べ、2回切開をするため最終的な被せ物が入るまで時間がかかりますが、確実な方法と私は考えます。

2回法1次手術

2回法2次手術

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